お世話になった方や、大切な方に、ありがとうを言う日にしています。
病気や苦しみを1人で抱えている人に一人じゃないよって
お電話したりお会いしてお茶をする日でもあります。
新しい年を迎える…
本当は今日の続きがまた翌日に繋がるだけなのだけど、
でも何だか特別なんです。
元気な時や、いつもと変わらない時は
新しい年を感じ迎えることができる。
だけどそうではないと、その神々しい幕開けについていけないよね。
そんな時は今をただ静かに過ごしてほしいのです。
前なんて見なくていいから。
今日は静かに。明日も静かにひっそりと。
一昨年はまだ会って二回目の方と大晦日を過ごしていました。
末期ガンの女性です。身寄りのない彼女はお友達に付き添いを頼み
病院から出て自宅に二泊の外泊しようとしました。
でも頼みのお友達が来なかった。
偶然と言ってもいいような通りすがり的な私が、
たまたまそんな彼女の事情を知り急遽お友達になり、
一緒に彼女のマンションへ行き私もお泊まり。
見知らぬ女同士紅白歌合戦を観ながら年越し蕎麦を食べ過ごす。
時折吐き気や咳の発作に背中をさすり、そして痩せた彼女を
抱えてお風呂に入れて、まるで女子高生みたいに話をして一緒に眠る。
そして迎えた初日の出。
「太陽は今日が初日の出ってきっと知らないわよね」って笑って、
でも手を合わせてた。
そして、ゆっくり振り返り私に「ありがとう」って。
そう太陽は知らないの。
私達がどういう気持ちで1月1日を迎えたいだけだから。
だけど出来ることなら大晦日は、
ありがとうって言えるといいな。
頑張って一年過ごした自分の体。
そして関わった人に感謝して。
そして同じように新しい年もありがとうって
迎えられたらいいね。
するとね、何だか幸せな気持ちが
ゆっくり芽生えてくるんだよね。
光がハートみたいに
見えたよ!
最後になってしまいましたが、あらためてご挨拶。
私に関わり私を支え愛を与えてくださったあなたへ。
今年もありがとうございました
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