NPOの理事をしている私。
**真っ暗な空間に約八人のチームで入りそこで五感を再生し
語り合い遊ぶ。楽しいイベント**
詳しくは→ http://www.dialoginthedark.com/
ヨーロッパのように常設を目指しているのになかなか実現できなくて
本当に四苦八苦しているのだけど
昨年から常設に向けての実験段階として外苑前で長期開催をしています
ダイアログは目を使わない人と目を使う人が共に働く場。
個性豊かで才能ある人ばかりです。
世間では視覚障害者の「害」を「がい」にしたり、最近では「碍」になったりしているのだけれど、
ダイアログのスタッフ達は「見えるお友達」「見えないお友達」
なんて言ったりしている。おまけに自分達を「盲人」とか言ってその後に
「あぁ!差別用語を使ってはいけないんだった!」なんて困ったように笑っている。
そして「自分達を表す文字がどんなに変わったとしても障害者に対する
気持ちが変わらなければ意味はない」と厳しい顔。
彼らはパソコンをブラインドタッチで巧みに使いこなしディスプレイは使わず
音声読み上げソフトにしている。要するに文字部分は機械が読み上げてくれるの。
そこに「障がい者」と入力すると、正しく読み取れず「さわるがいしゃ」って
読み上げてしまうのだって。これでは不便だね。
だから便利な方をとって「障害者」と入力。
ところで、ダイアログの会場近くの交差点に背の高い大きな檸檬の木があるの。
東京にこんな立派な檸檬あるのかしら。ここだけ小豆島?と思うぐらい。
今、その木に緑色の檸檬が鈴なりに実っています。
目を使わないスタッフとの帰り道。檸檬があることを伝えてみました。
すると、とても興味を持った様子。見ること=触わる。
でもあるので直接檸檬の実を触らせたいけど、背伸びしても手が届きません。
あっ!ひょっとしたら…。
ふと思い付いて、指先で葉っぱを擦ってみました。
やっぱり!葉っぱから檸檬の香り!!
「これ、こすってみて」そっと葉っぱを渡しました
「うわっ!檸檬だ!!いい匂い!すごい、すごい!葉っぱなのに!
葉っぱも檸檬だ!」うふふ…
共有できた私達の幸せな笑顔を想像してみて
私は毎日彼らから大切なことを教わっている。
工夫すること。楽しむこと。考えること。幸せを分かち合うこと。
そして見えないはずの彼らから「見る」ということは何であるのかまで…。
檸檬の木。。。花が咲く季節もまた楽しみですね。
私もイチジクの香りに触っています。我が家にあるイチジクの木。もう6年目ですがなかなか実を付けてくれないのです。せめてもの楽しみ方です(笑)。
投稿情報: みゆび | 2010/10/27 09:01
檸檬の木、緑色の檸檬、檸檬の葉っぱ・・・!
素敵ですね!会場に伺うときに、探してみます。
Just Giving の社会イノベーター公志園のコメント、
季世恵先生の、季の字、間違えてしまいました。ごめんなさい!!!
いろいろなことを教えてくれるDID大好きです。
いえ、大好き超越して、惚れ込んじゃってます(^^;
常設、心から応援してます。
投稿情報: こさち | 2010/10/28 02:19